2014年11月23日日曜日

今後の公判日程

12月19日(金)午後1時30分 第8回公判 論告求刑
12月24日(水)午後1時30分 第9回公判 最終陳述
名古屋地裁2号法廷 鵜飼充弘裁判長


贈賄者 N裁判
12月10日(水)午後1時30分 論告求刑 結審 終了
求刑 4年6ヶ月
2015年1月16日(金)午前10時 判決言渡
名古屋地裁901号法廷 堀内満裁判長

2014年11月20日木曜日

11月19日 第7回公判 証人尋問(抄)

※今回はかなりざっくりしています。部分的にしかメモれてないので、かなり抜け落ちてます。前回の被告人質問は諸事情により、傍聴できませんでした。

※※今まで「関内検事」と表記してきましたが、正しくは「関口検事」です。


今回は珍しい対質尋問。

証人Nは傍聴席から見て右側で検察官席に近い方。
証人Oは傍聴席から見て左側で、顔が見えないよう青い衝立で遮蔽。

(1)証人Nの再尋問

【ガストの人数】
郷原弁護士「ガストにいた人数について供述が変わったのは?」
N「取り調べの中で人数を変えたことはない。Oさんに「人数が合わない」と言ったことはない。」
郷原弁護士「ガストのTさん同席の有無を思い出した時期は?」
N「3月末から4月上旬。」
郷原弁護士「検察官はどんな感じで取り調べてたか?」
N「メモをとりながら取り調べてました。」
郷原弁護士「3月末から4月初めの担当検事は中村検事でしたか?」
N「はい。」
郷原弁護士「Tさんが同席していたかどうかは重要な事実だが、その時も検察官はメモとってた?」
N「終始とっていたか、具体的には覚えてません。」

伊藤検事「警察や検察から「人数が合わない」と言われたことは?」
N「ありません。」
伊藤検事「3月27日調書が「2人」となっている理由は?」
N「刑事さんにTはいなかったぞ、外しとくぞと言われ、いなかったかもしれないと思い、2人にしました。そのあとで4月2日付のメールの文面を見て、やはりTさんが同席してたと思い出しました。」
伊藤検事「ガストの同席していた人数が分かる資料は見ましたか?」
N「4月中旬頃、A4で2,3枚の印刷された伝票のコピーを見ました。時刻、金額、注文したメニュー、人数、席番が記載されていました。」
伊藤検事「その伝票は平成25年4月2日付のジャーナルですね。甲8号証の資料4を示します。平成26年4月13日付報告書に添付されているものです。」
N「この伝票から時刻が13時頃のものを特定して、席番と図面で、入って右奥の席と確認しました。」
伊藤検事「4月14日からの関口検事の取り調べには、Tさん同席の前提で話していたか?」
N「はい。Tさんがいたことは4月13日にジャーナルを見る前には思い出していました。」

【Oの印象】
郷原弁護士「Oさんのことはどう思っていた?」
N「信頼できる部分もあった。留置場の知り合いなので、波風立てないように、話を合わせてた。」
郷原弁護士「Oさんに人材派遣の仕事を頼んだのは?」
N「3,4回頼みました。出所したらOさんにもプラスになると思って。以前、平成15年から17年に、プロダクションを私がやっていたので、ノウハウが活かせると。でも、Oさんに「何考えとる。」と言われてやめました。」

伊藤検事「4月下旬、Oさんに贈収賄のことを話しましたか?」
N「内容が難しいので、政治家に金渡したという程度だけです。」

【量刑】
郷原弁護士「Oさんと美宝堂の事件の判決について話したか?」
N「美宝堂は1億円の詐欺で求刑何年と聞いた。私のとは金額が全然違う。」
郷原弁護士「あなたの弁護人から量刑について2000万円の詐欺なら執行猶予もあると聞きましたか?」
N「聞いていません。長くなるとだけ。」

伊藤検事「手紙の中で「2年6月から3年」と書いてたのは?」
N「私の弁護士から他事件の量刑を参考にして、留置場の周囲の人からは執行猶予もあるよと聞いて、私の希望を書きました。」

【会った回数】
伊藤検事「最終的に会食した回数は?」
N「3月7日木曽路。3月22日華川。4月2日ガスト。4月25日山家。それと、11月4日の山家で5回です。」

鵜飼裁判長「会食について記憶が喚起できた時期は?」
N「4月中旬頃。」
鵜飼裁判長「この裁判の別の証人の証言内容は、弁護人や誰かから聞きましたか?」
N「聞いていません。」
鵜飼裁判長「平成25年4月らんぷという喫茶店で会ったことは?」
N「記憶にないです。」
鵜飼裁判長「前回の尋問では「市長選後、会っていない」と証言。11月4日に山家で会った件は?」
N「前の証人尋問の時は、市長選の前のことを聞かれていたので、勘違いしていた。」

【打ち合わせ】
郷原弁護士「今あなたの身柄は?」
N「先週の11月11日保釈されました。」
郷原弁護士「以前の証人尋問の後から、この再尋問の前までに検察官と打ち合わせしましたか?」
N「6,7回打ち合わせました。」


(2)証人Oの尋問

【Nとの会話】
郷原弁護士「あなたからNへの手紙で「1本は」と金額について聞いているのは?」
O「本人が言うには、大物みたいに豪遊したと自慢してた。詐欺で4億円稼いで、高級料亭でスッポン食べたとか、叙々苑行ったとか。1本10万円とかそんな少ないわけないやろという意味で書きました。」

鵜飼裁判長「4月2日に留置場でNさんと一緒になりましたが、いつからよく話すように?」
O「初日は寝るだけで話しませんでしたが、3,4日後から2人だけなので、腹を割って話すようになりました。本人から娘さんがおると。借用書あるのどうしようと相談されました。」

【Nの印象】
鵜飼裁判長「あなたのNに対する印象は?」
O「留置場におった時は信用してたけど、自分の知人・友人の名前を利用しようとするので、信用できんやつやなと。」

【贈賄供述】
鵜飼裁判長「ガストの人数について、Nはあなたに具体的な場面も話していた?」
O「詳しいことは言わずに、新しい証拠が出て、食い違ったと言っていた。」
鵜飼裁判長「賄賂を渡した理由については?」
O「本人がオブラートに包んで、はっきり言ってませんでした。」
鵜飼裁判長「留置場にいた時から、現金を渡したことに疑いを持っていましたか?」
O「留置場ではじめ聞いた時は渡したのかなと。手紙の内容見とると、だんだん信用できんなと。警察、検察を騙して、ジクソーパズルのように話を組み立てて作っていると思いました。」

【量刑】
鵜飼裁判長「詐欺事件の量刑について話していましたか?」
O「何件起訴なら懲役何年と具体的に言っていた。」
鵜飼裁判長「その時期は?」
O「4月中。」